羊田六色のブログ

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双極性障害2型を持っている。

 僕は双極性障害2型という障害を持っている。その話をしたい。

 双極性障害2型はかつては躁うつ病と呼ばれていたように、気分が異常に上がった躁状態(話し続けたり、異常に浪費してしまうなど)と気分が落ち込むうつ状態(無口になる、お金がないと妄想に取り憑かれるなど)を繰り返す病気だ。その中には1型と2型という分類がある。1型はおそらく一般の人が双極性障害と聞いて想像する、極端な躁状態うつ状態を繰り返す。2型(僕のかかっている方)は躁状態はとても軽く、いつもより調子がなんだかいい程度だが、その後になるうつ状態が強くまた長い。どちらがひどいかという比較は意味がない。しかし、1型よりも2型のほうが発見が遅くなることが多い。というのも、2型は躁が軽いため見逃されやすく、また本人や周りも気づきにくいので、うつ病と間違った診断をされやすいからだ。

 ところで、うつ病双極性障害は全く異なる病気だということに注意して欲しい。同じうつ状態があるものの使う薬が異なり、抗うつ剤のようなうつ病に使う薬が双極性障害を悪化させることもある。また、うつ病は回復するが、双極性障害は回復しない。双極性障害では自身の気分の波をコントロールする技術を習得する訓練も必要になる。また、それでも症状が悪化することもあり、その対策法も習得しなければならない。

 双極性障害の症状が悪化する大きな要因に、生活リズムの乱れ、がある。例としては、いつもと違う時間にご飯を食べる、突然の残業、夜ふかし等が挙げられる。逆を言えば、生活リズムを一定にすることで気分の波をある程度コントロールできる。

 さて、僕の話をしよう。僕は治療の一環として生活リズムを認識するためにSRM表をつけている。これは起きた時間など生活のイベントが起きた時間と人との関わり具合を記録するものだ。ググれば学会のページが出てきてサンプルが無料で手に入る。僕はそれをエクセルにして使っている。また、三食をきっちり取ることも重要だと思っている。もちろん、生活リズムを一定にしするのもあるが、薬は食後に飲むものが多く、飲み忘れや飲む間隔が短すぎることを防ぐためにもそうしている。

 僕は無職である。というのも、今年の春頃に体調を著しく壊し、仕事を続けていられなくなったからだ。職種としてはWEBプログラマに当たる。そして、今は就労移行支援事業所に通い、体調をコントロールする訓練を受けながら、求職活動を始めようとしている。
 次は一般事務職に就きたいと思っている。プログラミングはだいぶできるようになったし楽しいが、仕事量が安定せず納期があるため急かされることが多く、生活リズムを一定にできるか、という目で見るとプログラマは合っていないと思ったからだ。また、事務職であってもシフト制のところは同じ理由で避けたい。
 職場には障害をオープンにしたいと思っている。長く仕事を続けるには周りの方に配慮していただきたい事項が多いからだ。例えば、帰宅時間は生活リズムを一定にするために決まった時間にしたい。飲み会や親睦会も同様の理由で参加できないこともある。また、有給の使い方も体調を崩しやすい季節の変わり目に集中させたい。などなどだ。

 気分の波に振り回されず生活がしたい。そのために、今は健康管理を学びたい。