羊田六色のブログ

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サイゼリヤすき

 サイゼリヤが好きだ。他の地域でどうかはしらないが、名古屋では高確率でイオンの中にサイゼリヤがある。あの値段がイオンに置かれる商品の価格帯とマッチするのだろう。しかし、サイゼリヤは安い価格帯でありながら質がいい。特に生ハムは美味しいと思う。

 サイゼリヤでおすすめのメニューの第1位は鉄椀のスープ類だ。これを書いているときだと「レンズ豆とスペルト小麦のミネストローネ」がそれに当たる。季節によってスープは変わるが、どれも美味しい。様々な野菜の甘味と旨味がギュッと詰まっている。スープは食事の前座というイメージがあるが、これは主役にもなる。実際、僕はパンやスパゲッティを頼まずにこれを主食とすることもある。ボリュームがあるので主食に置き換えても満足感がある。これにオリーブオイルを追加するのも良い。コクが出るし香りも一層華やかになる。

 2位は「柔らか青豆の温サラダ」だ。塩ゆでしたグリーンピースにベーコンと半熟卵を追加しただけのメニューだと、バカにしてはいけない。まず、このグリーンピースが給食で丹念に刷り込まれた粉っぽく味気ないイメージと全くかけ離れている。スープんで口に入れ奥歯で噛むと、プチプチとした気持ちのいい食感が現れる。それから、じんわりとした甘味が口に広がっていく。これがベーコンの塩味とよく合う。また、半熟卵の黄身を前にするとこのグリーンピースは名引立て役に変わる。グリーンピースの淡い味が黄身のしつこさを消してコクだけを楽しめる。

 3位は「マルゲリータピザ Wチーズ」だ。これは上の二つと違って暴力的な旨味が魅力だ。普通のマルゲリータでもチーズはたっぷりかかりよく伸びる。その2倍のチーズがこれには使われている。トマトソースが見えなくて、まるでドゥの上にチーズだけ載せて焼いたみたいだ。これを自分でカットするのは意外に簡単だ。しかし、持ち上げる時には注意が必要だ。チーズがたっぷりかかりすぎて持ち上げるとずり落ちてしまうからだ。手を汚さずにリカバリーするのは難しい。僕は手をチーズとトマトソースでベトベトにしてつまむように食べている。ナプキンをたくさん使ってしまうので申し訳ないとは思う。味はチーズの一言。物理的に幸せの単語を頭に突っ込まれる気分。最高だ。

 他にも「アーリオ・オーリオ」や「爽やかにんじんサラダ」など美味しいものはある。デザートも美味しい。「ティラミス」は霞のように柔らかく溶けていくし、「イタリアンプリン」はがつんと来る甘さがたまらない。あー好き!